キャンプがあって本当によかった

キャンプがあって本当によかった

その日、小学4年生のその少年は夏休みにもかかわらず憂鬱な気分を抱えかつ戦々恐々としていた。厳格な父からとある夏休みミッションを授かったのだ。「秋田の○○さんの所に一人で行ってこい」それがそのミッションだった。もちろん一人旅など経験は皆無バスや鈍行列車ならともかく特急列車に一人で乗ったこともない少年は心底厄介な事になったなぁと頭を抱えていた。確か怖い顔したタバコ臭い制服着た車掌さんに検札とかされるんだよなぁ尋問とかされたらどうしよう※国鉄時代、駅員さんは一様に怖い印象だったのですつまらない心配事を抱えつつ仙台駅特急ホームには父に連れられてきた。チケットを手渡され「盛岡で田沢湖線に乗り換えだからな」それだけ教わり特急列車に押し込まれた。ヤニ臭い車内に乗り込み自分の座席を探す。チケットを手に謎の暗号のようなシートNo.を見つける作業は少年にとって難易度はさほど高くない毎年両親の実家である東...

| 今日もどこかで野遊びを… |

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