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オススメのロードバイクはどれか?という質問に本音100%で真剣に答えてみる

サイクリストが非サイクリストから受ける質問でもっとも返答に困るのは、「オススメのロードバイクを教えてください」ではないだろうか。「ロードバイクを買う」のはかなり難しい行為でして、なんといっても考えねばならない要素が多すぎる。素材の種類、用途、予算、購入店舗、装着する機材の取捨選択……独学でコツコツ情報を仕入れて決断を下そうとすると、いつまでたっても決まらない(決められない)。※FACTORかっこいい…経験者だって悩むのに、初心者であればなおさら。「運動にもなって移動手段としても使えるから、ロードバイク乗ってみたい」という人にはたくさん会うけど、その数ヶ月後に「もう買った?」と訊くと、「いや、それがなかなか難しくってまだ決めてないんだよね」とか「いろいろ調べたり、お店を回ってみたんだけど、知れば知るほど何を買えばいいかわからなくなってしまった。だから購入はいったん見送るよ」となるパターンが多い。せっかく購入検討中だったのに、十分な情報や判断基準がないがゆえに、めくるめくロードバイクの世界に入れないのは残念でならない。もちろん、そこそこのロードバイクとなると15万円前後はかかる。ロード沼の住人からすると、15万円では眉ひとつ動かさないだろうが、初心者にとっては「MacBook買えるやんけ」、「海外旅行に行けるやんけ」に等しいわけで、何が何でも失敗は許されない投資となる。ということで、「初心者向けのロードバイクの選び方のポイント」を自分なりに書いてみたい。目次そもそも、「おすすめのロードバイク」というものは存在しないクロスバイクとロードバイクって何が違うの?ロードバイクではなく、「クロスバイク」や「ミニベロ」のほうが良いかも知れない説何キロ走るか、走れるか見当もつかない場合距離じゃなくて「時間」で考えるのもアリ「体力に不安がある」という人へ足が競輪選手のように太くなってしまうかも?クロスバイクを買ってしまった後で「やっぱりロードにしておけばよかった」って後悔するリスク最初からロードバイクだ!って場合予算はいくら用意すべきか?最後にひとつHACKをそもそも、万人向けの「おすすめのロードバイク」なぞ存在しない出鼻をくじくようだけど、万人に等しくオススメのロードバイクなんてない。人によって事情も目的も予算も用途も体格も体力もバラバラなので、適したバイクは人によるとしか言えない。住む土地とかアパート探しのようなもので、田舎が好きな人もいれば、都会の利便性を求める人もいる。つまり、「人それぞれ」でしかない。なので結局自分で探すしかない。「えーーー、めんどいなー」「失敗したくないんだよぉー」という声が聞こえてきそうだが、自分で探す行為そのものが楽しみだって考えよう。趣味の道具って、あーでもないこーでもないとあれこれ迷う時期が一番楽しかったりするものって言うじゃないですか(笑)。ひとつだけ確実なのは、自転車ショップに行って「目的も用途も何も伝えていないのに、店員さんが強引に特定のバイクを強引に勧めてきた」のならいったん退去しよう。というか、そういうお店で買うのは思いとどまったほうがいいと思う。クロスバイクとロードバイクって何が違うの?ロードバイクの話に移る前に、「クロスバイクとロードバイクって何がどう違うの?」問題ってのがある。ぱっと見は似ていて、ハンドルがフラットかドロップだけの差なんじゃないの?って気もするが、じつはそうではない。ロードバイク:高速かつ遠くへ移動するためだけに特化されている。タイヤは細くてフレームは徹底的に軽量化(7~9キロ前後)されており、ジオメトリ設計は空気抵抗を受けにくい前傾姿勢のポジショニングをとれるようになっている。遠くに速くって目的以外のモノは徹底的に排除されている(泥除け、カゴ、スタンドは基本的に付かない)。あと、メインの価格帯というものがなく、下は10万円前後から上は100万円オーバーまである。クロスバイク:ロードバイクとマウンテンバイクの中間(なので”クロス”と呼ぶ)に位置するバイク。ハンドルはフラットバーで初心者にもとっつきやすく、タイヤはやや太めなので乗り心地はロードバイクよりマイルド。そこそこスピードが出るし、まずまず遠くまで行けるが、ロードバイクほどではない。そして重い(10~12キロくらい)。ジオメトリはややアップライトになり、街中の移動手段やちょっとしたサイクリングだったらクロスバイクで十分。メインの価格帯は5万円〜8万円。ロードバイクではなく、「クロスバイク」や「ミニベロ」のほうが良いかも知れない説純粋に性能だけで考えると、「ロードバイク>クロスバイク」なんだけど、じゃあ万人にロードバイクをオススメするかというと全然そんなことはない。大事なのは乗り手の「用途と目的」にマッチしているかどうか。たとえば、街中での移動手段として使ういろんな場所に駐輪する機会が多いとりあえず少ない投資額で気楽に始めたいポタリングしてカフェに行ったり、遠足気分で海を見に行く…的な余暇を過ごしたい片道20〜30キロ(往復40〜60キロ)のライドがメインスピードを追い求める乗り方はしないヒルクライムはしない移動ついでに運動不足を解消できたらいいな本格的に自転車を趣味にするかどうか、まだわからない上下ピチピチのサイクルジャージではなく、普段着に近い服装で走りたいビンディングペダルではなく、スニーカーで乗りたい上記がたくさん当てはまるのであれば、ロードバイクではなくクロスバイク、もしくはミニベロを検討したほうがいいかなと。街中で買い物しかしない人には、巨大SUVよりも小回りがきいて燃費の良い軽自動車が合うし、軽くネットサーフィンしたい人はゴリゴリハイスペックの超高級デスクトップパソコンではなく、iPad のようなタブレットがマッチするのと同じ。最優先で考えるべきは「何のために使うのか?」でして、そこから逆算してバイクを絞っていくのがGOOD。「オレ(私)にはロードバイクしかないっ…!」と視野を狭めすぎて、身動きが取れなくなってしまわないように。何キロ走るか、走れるか見当もつかない場合 初心者だと、「いや、そもそも何キロ乗るかよくわからないし」ってなるかもしれない。距離感がわからないと、ロードバイクかクロスバイクのどっちが適しているか、選べないだろう。目安としては、ミニベロ往復20〜30キロ (所要時間:2時間弱)クロスバイク往復30〜50キロ (所要時間:3時間ちょい)ロードバイク往復50キロ以上 (所要時間:4時間以上)だろうか。半日以上走るのならロードバイクがいいが、3~4時間程度のお散歩的な使い方を想定しているのなら、クロスバイクかミニベロで十分。距離感がわからなければ、グーグルマップでてきとうな2地点を選んでGoogle Map とかで経路検索すればよい。「あー、ここからあそこまでたった20キロしかないんだ?」ってなると思う。ちなみに”時速何キロで走るか”なんて考えなくていい。自分が気持ちよく走れる速度であるのが大事だし、人との競争ではないので。そういう意味では、最初のうちはサイクルコンピュータすら不要だと思う。距離じゃなくて「時間」で考えるのもアリ 「サイクルコンピュータがないから距離がわからん」っことなら、時間から逆算で考えるのもアリ。たとえば朝出発して昼ご飯を食べて午後に帰宅するってざっくりスケジュールがあったとする。8時に家を出て、お昼まで4時間走る。が、4時間走りっぱなしは無理なので、20分の休憩を3回(計:60分)取ると見積もると、走行時間は3時間。クロスバイク、ミニベロでのんびり走って時速20~22キロくらいだが、信号なども勘案すると3時間で50キロは移動できる。巡航速度の速いロードバイクならもうちょい行ける。つまり、半日サイクリングで50キロくらいはさくっと走れる計算になる。半径25キロの半径を描くと、おおよそ自分が半日でいける距離感がつかめると思う。「クロスバイクでも、思ったより遠くへ行けるんだな…」って思った人も多いのではないだろうか。「体力に不安がある」という人へ 部活やってない(or やってなかった)基礎体力に自信がない運動の趣味がない↑それ、ぜんぶ無視でOK。日常生活を送れている人なら誰だって始められるのがサイクリングの良さ。峠にでも繰り出さない限りフルパワーで漕ぐなんてない。筋肉痛にもならないし、関節を痛めもしない。「いや、でも40キロとか50キロ走るなんて、自転車でとはいえクレイジーすぎるやろ…」とかつては自分も思っていた。もともとサッカーをやっていて、そこからサイクリングに移ってきたんだけど、人並み以上に体力はあると思っていた自分ですら、50キロのサイクリングは自分には無理じゃないかと不安だった。日常的に運動していた自分から見ても、「ロードバイクで100キロ走る人=ほぼトライアスリート=ガチの体力モンスター=自分とは別次元の世界の住人」って誤解してて、その半分すら自分にはできっこないと決めつけていた。最初は恐る恐る…で、徐々に距離を伸ばしていったもので、初の10キロで「10キロも走れた!」と感激↓初の20キロで「あれ?あっさり走れてしまったぞ」と拍子抜け↓初の40キロで「ほぼフルマラソンじゃん!」と感動↓初の70キロで「100キロ走破も見えてきた」と夢を見る↓初の100キロで「三桁突破!」って自信を深める脚をくるくる回していればスイスイ進むので、ジョギングを基準に考えないように。ちなみに「100キロのサイクリングと10キロのジョギング、どっちがしんどい?」って訊かれたたら、自分なら迷わず「後者」と答える。それくらい自転車で走るのは楽チン。足が競輪選手のように太くなってしまうかも? ならない。一切心配しなくてよし。むしろムダな脂肪が落ち、すらっとした筋肉質な脚になる。ちなみに自分は異様にふくらはぎが太いせいで、スキニー系ジーンズには足が入らない。たまに「その脚…もしかして格闘技やってるんですか?」とか訊かれることがあるが、これはサッカーやってたころのもので、サイクリングは関係なし。※もちろん、格闘技は経験なしクロスバイクを買ってしまった後で「やっぱりロードにしておけばよかった」って後悔するリスク そうなる可能性はあるっちゃあるけど、気にしてたら何も始められなくなってしまう。一円たりとも無駄にしない、絶対に失敗はしない、完璧な答えが見つかるまで行動しないって慎重になりすぎると永遠に結論は出ず、検討ループが延々と続く。それよりは、やや勇み足でクロスバイクを買ってみて、1年後に「やっぱりロードバイクにしておけばよかったな~」ってなっても、それはそれで良いのではないでしょーか。趣味なんて、多少の無駄が発生してしまうものだ。っていうか、無駄を楽しむのが趣味のだいご味。乗ってみなければそのことにも気づけなかったのだから、結果オーライでしょう。クロスバイクは街乗り用に格下げして、晴れてロードバイクを買ってそれをメインにするもよし。2台の保管スペースがないなら、メルカリで処分してもいい。自転車における最大の後悔は「買った後で他のバイクが欲しくなる」ことではなく、「もっと早く始めればよかった!どうしてグズグズ何年も迷い続けていたんだろう?」なので、迷うのはほどほどにして、どこかで踏ん切りをつけるべし。最初からロードバイクだ!って場合 「クロスでもミニベロでもなく、やっぱりロードバイクがほしい」って意思決定できたら、以下のことを考えたい。1.フレーム素材ざっと(安価で軽量)なアルミ、(軽量かつ衝撃吸収性に優れた)カーボン、(重さがハンデだが衝撃吸収のよい)クロモリ、(軽さと耐久性に優れた)チタンがある。2年くらいまでは「やっぱカーボンっしょ」って考えだったが、今は「そのバイクがどんな素材で構成されているかより、好きになれるかどうかで決めてよし」って変わってきた。素材ごとの細かい差異を言い出すとキリがないが、ぶっちゃけどれだって乗ってしまえば楽しいのだ。自分が持っている3台のバイクはそれぞれ素材が違っていて、タイレル(Tyrell)のCSI はアルミとカーボンのコンビ(シートステー、チェーンステー、フォークはカーボン)、BOMAはフルカーボン、EEZZ D3 はフルアルミだが、全部楽しい。乗っている間は素材のことなんて考えなくなる。※フルアルミのEEZZ D3だからどれだって問題はないのだが、「なるべく低い予算で始めたいならアルミ」だろう。カーボンより価格的にはリーズナブルなので、最初の1台にはアリ。クラシカルなデザインが好きならクロモリもGOODだ。2.メーカー&デザイン&色完全な好き嫌いで決めてよし。というか、メーカーやデザインこそ好き嫌いで決めるべし。人からあれこれ勧められたり、雑誌を読むほどに悩みは深まるが、理屈を抜きにした直感で選んで大丈夫。まあ、とはいえレース向け、ヒルクライム向け、ロングライド向けってキャラクターの設定はあるので、それくらいは覚えた上で絞り込んでいこう。もちろん、ロングライド向けだから速く走れないわけじゃないし、レース用でヒルクライムだってできる。そこまで厳密な切り分けではないのでご心配なく。3.(コンポーネント等の)パーツシマノでいえば、105(11速)がグッドバランス。価格と質でベストチョイスである。もうひとつグレードを下げてティアグラ(10速)でも十分。※上から順に、デュラエース > アルテグラ > 105 > ティアグラ > ソラ > クラリスという6種類のグレードがある。アルテグラやデュラエースはやや趣味性が高いので、予算さえ許せば…だろうか。ただ、握力に難のある方(女性とか)は積極的にアルテグラをオススメしたい。ブレーキのタッチがアルテグラ以上だと格段に軽くなるので、指先に疲労が溜まりにくい。デュラエース(9000系:タイレル)とアルテグラ(6800系:Refale)を日常的に使っていて105を試乗してみると、「シフト操作は肉薄してきているけど、ブレーキタッチにまだまだ差があるな…」と感じる。体力に自信のない人であれば、電動コンポーネントという手段もある。一気に価格アップしてしまうデメリットがあるものの、快適性はワイヤーに比べて段違い。ちなみにオクサマは電動コンポーネントと電動アシストをごっちゃにして理解していたが、似て非なるものなのでご注意を(間違う人なんていないでしょうが…)。電動コンポーネントに関する、オクサマのトンデモ勘違いに夫は腰を抜かした4.サイズが大事ゼッタイに妥協してはいけないのがフレームの「サイズ」。身長は同じでも、腕・足・胴の長さ&骨格で選ぶべきサイズは変わってくることもある。ウェブサイトに掲載されたデータだけで素人判断をせず、ショップで計測してもらってから選ぶことを強く薦めたい。(最初の1台であればなおさら)小さいフレームだったら、ステム延長(&サドル位置修正)とか対策はあるが、デカすぎるフレームを間違って買ってしまったら悲劇。手の施しようがないので、結局手放してしまうことになるだろう。予算はいくら用意すべきか? 初心者には「なんでロードバイクって値段が大幅に変わるの?100万円のと10万円の差ってなによ?」ってかんじだろうが、それを言うとパソコンも車も靴も落差は似たようなもの。高いモノには高いだけの理由がある。独断ではあるが、完成車の価格の目安としてはこんなかんじだろうか。エントリーモデル:10~18万円(アルミが多い)初~中級モデル:19~25万円(フルカーボンも多く、選択肢も豊富)中級モデル:26万円~35万円(フルカーボン&アルテグラ以上が増える)中~上級モデル:36~45万円(軽量カーボン&アルテグラ以上が増える)沼の住人:50万円以上(完成車ではなく、バラで組み始める)ここでいうモデルは別に「体力の過多とか経験値」を表したものではなく、「資格」でもない。単純に「その趣味にどれだけハマっているか」と考えてもらえばいい。よって、いきなり沼に飛び込んだっていいし、それはそれで甘美なロードバイクライフが待っている(笑)。まあ冷静に考えると、始めはエントリーモデルか初~中級モデルでよいかと思う。最後にひとつHACKを 最後に、ひとつコツを述べておくと、ショップに一人で行くのが不安(身の丈に合わないものを選んでしまいそう、雰囲気に流されて欲しくないものを掴まされたくない)のであれば、自転車好きを同伴しよう。周囲にサイクリストがいればだが、心当たりがなくてもFacebookとかで「ロードバイクをショップに見に行くんだけど、選び方わかんないから誰かアドバイスしてくれる人募集~」とか書くと、隠れサイクリストがワラワラと湧いてくる可能性高し。※あなたが妙齢の女性である場合、必要以上のボランティアが集まるかもしれないので別の意味でご注意を(笑)。自転車好きって、同士が増えるのがうれしくて堪らない人種なので、喜び勇んで付いてきてくれるものである。ということで、みなさまの幸せなロードバイクライフの参考になればウレシイです。\(^o^)/あと、こんなアンケートもやってます。今後の記事制作の指針にさせていただきたく、ご協力いただければ幸いです。※所要時間1~2分★ツイッターアカウントはこちら\(^o^)/<最近記事を常にお届け!★サイクルガジェットストア... サイクルガジェット アプリで続きを読む 続きを読む

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