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大町登山案内人組合ガイドさんと行く、後立山連峰をめぐる山旅【Vol.1】

大町登山案内人組合ガイドさんと行く、後立山連峰をめぐる山旅【Vol.1】

「山を想えば人恋し。人を想えば山恋し」-。登山を嗜む人はこの名句を一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。詠んだのは、歌人であり登山家の百瀬慎太郎だ。彼は大正6年に日本初の山岳ガイド組織「大町登山案内人組合」を長野県大町市で立ち上げた人物としても知られる。この百瀬慎太郎ゆかりの地からはじまる後立山連峰をめぐる山旅。今回歩いたのは、立山黒部アルペンルートの玄関口である扇沢を起点に、針ノ木雪渓から蓮華岳、針ノ木岳、スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳、岩小屋沢岳、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳を縦走するコース。はじめて歩く縦走路に、はじめて登る山々。山容の美しさに始終感動しっぱなしであった。また、縦走路にある針ノ木小屋、新越山荘、種池山荘、冷池山荘では、山小屋のみなさんから温かなおもてなしを受け、山の懐深さ、そして人の温かさにもふれる濃厚な3日間となった。 *****本連載では、1日目、2日目、3日目と、日...

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