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PURE MOTIVE 純粋な動機に突き動かされて(mark09)

PURE MOTIVE 純粋な動機に突き動かされて(mark09)

ロッククライミングという自然と対峙するスポーツにおいて、アレックス・オノルドほど自分をコントロールし、見極めている人物はいない。ロープをつけずに垂直の壁を登り、自身の可能性を確かめる挑戦者の言葉を聞く。川島崇志(1枚目、2枚目)、髙田有輝(3枚目)=写真 村岡俊也=文ただ少しクライミングの可能性を広げただけだと、巨大な一枚岩を身体ひとつで登る男は言った。「自分のことをパイオニアだとは思っていない」と、ロッククライマーのアレックス・オノルドは言った。淡々と、しっかりと目を見て話す真摯な姿から、彼を知る人たちの誰もが口にする“謙虚な人柄”が透けて見える。自身が成し遂げたことに対して誇るよりも、自身がまだ成し遂げていないことを常に見据えている人物。 例えばフリーソロの第一人者であり、ベースジャンプによって命を落としてしまった伝説のクライマー、ディーン・ポッターのように、まったく新しい次元へ...

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