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筆とまなざし #103「秋の小さき日々で見つけたキノコと鬼灯」

筆とまなざし #103「秋の小さき日々で見つけたキノコと鬼灯」

毎日毎日、雨雨雨……。体からキノコが生えてくるんじゃないかと心配してしまうほど雨ばかりの9月です。いまのところ体からキノコは生えていませんが、アトリエ小屋の周りにはいたるところにへんてこりんなキノコが生えていました。真っ白いキノコ、サツマイモのような色をしたキノコ、なかには2本がくっついたキノコまで。キノコに詳しければもっとおもしろいのでしょうが、高校時代に「あたって」以来、キノコには人一倍警戒心を抱くようになりました。それでも、先日知人からもらったキノコは日本のポルチーニらしく、バター炒めにしておいしくいただきました。本棚には南方熊楠のキノコの画集があったなぁと思いながら、足元にあった毒々しくないキノコをスケッチしました。今日はひさしぶりの晴れ。日差しはまだ夏のようですが、湿度が低くて爽やかな秋晴れです。この天気を待っていたかのように、村の人たちは稲刈りに追われています。たわわに実...

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