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筆とまなざし#116「絵とフリークライミング。絵から見える自分の活動の変化」

筆とまなざし#116「絵とフリークライミング。絵から見える自分の活動の変化」

通っているクライミングジムのオーナーから、新しいフリークライミングの雑誌を作りたいという話を聞いたのは1年ほど前のことでした。初心者を対象とした岩場への手引書という位置付けで、主に東海地方のクライミング情報を掲載。雑誌といってもA5版30ページほどの冊子で、昨年創刊したのでした。エリアの情報からレジェンドクライマーのインタビューやエッセイなど、オーナーの興味の赴くままの内容で構成されています。ぼくの担当は表紙絵を描くこと。毎号、フリークライミングにまつわる水彩画を描いていて、創刊号は笠置山でのボルダリングの絵でした。そして次号のお題は「ダイヤモンドスラブ」。クライマーの間ではよく知られた、豊田にあるハイボルダーのスラブです。スラブというのは、傾斜のない岩のことで、結晶に立ち込んだりシューズの摩擦を効かせて滑らないように登ります。難しいルートはホールドに乏しく、豊田グレード「d(1級く...

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