自転車の旅 南部アフリカ編 vol.1 〜アフリカゾウとの対峙〜【アンバサダー ロウ 麻友&エリオット】
地図でナミビア北東部を注意深く見てみると、矢印の形のような突出した国土が伸びていることに気が付くかと思います。この450kmにも及ぶ異様に細長い土地はカプリビ回廊と呼ばれ、ナミビアがドイツの占領下だった時代にザンビアとボツワナに接するザンベジ川へ到達するための交易のルートとして作られたため、こんな歪な形になったそうです。 また、乾燥したほぼ不毛のこの地域にとって重要な水源であるオカバンゴ川とカバンゴ川が回廊内に流れているので、野生生物が多く棲息しているサファリが点在していることでも知られています。