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筆とまなざし#129「雪解けと新緑の季節を迎えた羽黒山麓での山菜取り」

筆とまなざし#129「雪解けと新緑の季節を迎えた羽黒山麓での山菜取り」

エクストリーム山菜採りゴールデンウィークは山形に住む兄を訪ねました。2ヶ月ほど前に兄の車を譲ってもらったのですが、ノーマルタイヤが鶴岡にあるというのでタイヤをもらいに行きがてら山形へ出かけたのです。長野から妙高を経由して、新潟を北上。途中で西会津に立ち寄ったりしながら鶴岡に着いたのは日もとっぷり暮れてからでした。翌日は兄が山菜採りに連れて行ってくれるとのことで、出羽三山のひとつ羽黒山の麓に向かいました。すばらしく晴れた日で、残雪の輝く月山と鳥海山が相対するように青空の下にそびえています。車は牧場の横を通って林道の脇で停まりました。あたりにはまだ雪が残っていました。豊富な雪が土を削り深い谷を作るのでしょう。溶岩質の土の崖があちこちにあり、その崖にくるくると首を丸めた植物が生えていました。「あれはゼンマイ、こっちがジョナ、フキノトウもこのくらいなら食べられるよ」ジョナあるいはジョンナとい...

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