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雲研究者・荒木健太郎さん「雲を愛することが防災につながる」

雲研究者・荒木健太郎さん「雲を愛することが防災につながる」

積乱雲など災害をもたらす危険のある雲を中心に研究する荒木健太郎さん。実態を解明し高精度予測に努める一方で、より多くの人に興味をもち活用してもらうための道を模索中。私たちが楽しみながら気象を知り、災害に備えるヒントをお聞きしました。——「雲研究者」という肩書ですね。子どものときから雲が好きだったわけではないんですよ。数学が好きで、数学を使って人びとの生活に役立つ学問をやりたくて、気象学の道に入りました。けれど、気象大学校卒業後、地方気象台で予報や注意報、警報を作って発表する仕事をするなかで、未知なこともあり、それを解かないと先に進めないという思いをもつようになり、気象研究所に来ました。最初は雲を研究対象としてしか見ていませんでした。いまのように写真も撮っていません。きっかけは2014年に執筆した『雲の中では何が起こっているのか』です。一般の人にわかりやすく書くために、イラストを描いてみ...

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