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【レーシングドライバーが解説】なぜ、スーパーカーは真ん中にエンジンがあるの?

【レーシングドライバーが解説】なぜ、スーパーカーは真ん中にエンジンがあるの?

前後重量配分に優れた好レイアウト 自動車のパッケージングには様々なスタイルがある。スポーツカーのジャンルでは、ドライバーシートの後方にエンジンを搭載する「ミドシップ(ミッドシップ)レイアウト」を採用するクルマが多い。スーパーカーがこうした車体のほぼ中央に、最も重たいエンジンが搭載するのは、走行性能を高めたいからに他ならない。Z軸(車体の重心位置を上下に貫く軸)回りの慣性モーメントを小さくすることができ、俊敏な運動性能を実現できるのだ。「Z軸回りの慣性モーメント」というフレーズは古くから使われている。自動車は物理の法則に則って動く物体であり、走行時にGが発生し慣性力も生まれる。こうした事は高校の物理(今は中学?)で学ぶ事だが、クルマの動的特性に関連づけて説明することは少ないはずだから、一般の人には分かりにくい表現だろう。 だが、自動車業界では開発、レース、ドライビングスクールなど多くの...

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