かつて高級車にこぞって付けられた「ボンネットマスコット」が減ったワケ
1980年代には、多くの国産車でも見かけたフードマスコットを最近はほぼ見かけなくなった。そもそもフードマスコットとは、ボンネット先端についているものではなく、戦前のクルマではラジエーターを覆う金属グリルのトップ部分に付けられていた。 というよりも、もともとはラジエーターキャップの上につけて、冷却水の温度上昇を知って暖機の目安にするためという機能的な意味もあったという。つまり、ボンネットではなく、フロントグリルに装着するものだった。その点でいえば、ロールスロイスに見られる処理が本来は正しい装着場所といえる。
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