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小泉桃太郎さんの投稿

毎年、必ず登っている日本百名山の那須岳へ。お天気もよく気力も万全だ。那須岳に登る時はいつもわくわくする。ロープウェイ山麓駅駐車場から峰の茶屋登山口に向かう。最高のコンディションで望むが登山口からちょっと登った所で体調悪化、そして無念の撤退。以前よりも登山人気が相まってひっきりなしに登山者が登ってくる。ここでも自分のペースでは登れず更に濡れたマスクで息が苦しい。マスクしてない登山者もおり密な状態での呼吸にためらい深呼吸ができない。酸欠状態なのか、だんだん気分が悪くなってきた。どうしていいかわからずに頭がパニックに。立っているのもつらい。今まで登山をして疲労困憊はあったが今回は貧血で目が周り吐き気をがするほど気持ち悪くなった。狭い登山道で休む場所もない。木に寄りかかるのが精一杯。通り過ぎる登山者から声をかけられるがそれが更に体調悪化に拍車をかける。お願いだからセルフレスキュー中は無視して欲しい。そっとしていて欲しい。自分の身体は自分がよく理解しているから。登山中の体調悪化も含めて登山なのだ。アルピニストの野口健さんも死にかけたエベレスト登山の体験から「追い詰められてる人に言葉はダメ」と言っている。極限状態で気持ちが切れるとそこから気持ちを結び直すのは不可能。「頑張れよ」という言葉は意味がない。苦しい時に頑張れよと言われると「逆に無理‼︎」となる。人間は逆ギレする(野口健「辛い時こそ、結果を急いではいけない。『休む』ことも戦略である」しくじり先生談)。それにしてもまるで魔法が解けたみたいに山に登れない。コロナ自粛が体力を奪い、登山人気に火をつけ、登山道をトレラン状態に。もう静かに自分と語り合いながら登山することは叶わないのだろうか。今回ばかりはショックが大き過ぎた。那須岳が登れないなら山登りできる低山は限定されてしまう。あきらめきれない。自分は那須岳をひとつの基準にしている。那須岳が登れなくなったら登山は引退すると…。まだ登りたい山が山ほどある。那須岳は大好きな山だからロープウェイを使ってでも今年中に登頂したいと思う。リベンジを誓う。山の神様に感謝。

https://youtu.be/2ZKRLGjbNDs

youtube.com/@koizumimomotaro

【しくじり先生 俺みたいになるな‼︎】
アルピニスト野口健「自分が決断した後退は未来の前進につながることもある。51%くらい上手くいったと思えたら人生という作品が上手くいったんだと思う。エベレスト3回挑戦した中でそれが一番僕の中で非常に強く残った。謙虚な気持ちで結果を急ぐな。コツコツのコツの更にコツをどれだけ大切にするか」

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