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K Tさんの投稿

テント紹介②
muraco NIMBUS 2P
ブランドイメージも含めたデザインの良さ(カッコよさ)から気になっている方も多いのではないでしょうか。一方で居住性に関するレビューがあまり無く、買う前私も不安だったので、そういった方の参考になればと思います。
以下5つの項目で☆の上限は5つです。

【設営のしやすさ】☆☆☆☆☆
めちゃくちゃ設営しやすいです。ポール3本通したら自立しますので、その後ペグダウンして終わりです。慣れると5分も掛かりません。力もそこまでいらないので女性の方でも問題なく張れると思います。設営のしやすさがこのテント最大のメリットだと思っています。付属のペグはカッコよくて軽量ですが、下が硬いところで打ち込むと割と簡単にグニャリます。気をつけるか、アライのペグでデザインほぼ同じものがありますのでそっちに変えてもいいと思います(一本200円、こちらは強度かなり強いです)。

【重さ】☆☆☆☆
全部で2kg強なので、山岳テントには負けますが十分軽量な部類だと思います。後述しますが、フライ単体でシェルターとして使えますので、インナーテントを外せばより軽量になります。

【居住性】☆☆
インナーテントを吊るした状態だとかなり狭いです。私の身体が大きいのもありますが、2人はちょっと厳しいと思います。ソロでジャスト、という感じです。前室はこのタイプにしてはそこそこ広いです。リュック置けます。
なお、インナーテントを外して張ればシェルターとして使えます。シェルター使用であれば面積が広がる為、2人も可能だと思います。シェルターとして張ってもかなり低い位置までペグダウンできる為、隙間風はそこまで気になりません。
また、インナーテント使用時はかなり熱が篭ります。その為夏の平地は厳しいと思います。逆に秋冬はインナーの有り難みを実感します。
狭さや暑さ等やや厳しい書き方をしていますが、逆に言えば
春・夏→シェルター使用(夏は虫が多いところはオススメしません)
秋・冬→インナーを含めた使用
とすれば、少なくともソロテントとしては通年使えるテントだと思います。
私自身真冬に雪中キャンプで使用した実績もあります。勿論シュラフやマットの能力は適性に近いものを使用しましたが。結露もそこまで出ませんでした。

【値段】☆☆☆
直近だと40000円前後で、標準的な山岳用テントと同等程度です。デザインも相当いいと思いますし、機能面を踏まえても高いとは思いません。すごい安いとも思いませんが。探せば安くて軽量なテントいくらでもありますので。フットプリント等の付属品はけっこう高いので、こだわりがなければ他のもので代用してもいいと思います。わたしは下にはインナーテントの仕様問わずオールウェザーブランケットを敷いています。

【おすすめ度】☆☆☆☆
カッコいい、そこまで高くない、工夫すれば通年使えるとメリットの多いテントです。持ってる人もあまり見かけませんし、所有欲も満たしてくれます。女性の方でも余裕で張れる為、ぜひオススメしたいです、これ張ってるカッコいい女性の方いらっしゃったら絶対声かけますね笑
デメリットとしては、上記記載の他に、

・フロントの出入り口の部分を開けるたびにペグが緩む(抜ける)ため、ピンと張った状態の維持が難しい

・インナーテントを吊るすのが結構手間(家でやっていった方がいいと思います)

等ですかね。以上です。

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