Web header banner
  • Thumbnail image
  • Thumbnail image
  • Thumbnail image
  • Thumbnail image

Bonfire Boyさんの投稿

風を舐めていた。。。
過去最高な試練となりました。

湖畔なので、ハンモックがつれないので、タープポールにハンモックのネットだけ引っ掛けて、直置きで挑みました。この時点で舐めてました。(素直にテント持って行くべきだった)
設営時から強風に悩まされて、本当は前もポール二本立てたかったけど、めくれ上がってしまい、仕方なく何とか一本で設営。
設営後、蕎麦を食べ終えると眠気が。ハンモックに潜り込むと、下がゴリゴリ、砂利がモロに伝わる。エアーマットの空気がぺちゃんこ。仕方がなくもう一度ぷーぷー。
横になると風が抜けて気持ちが良い。一瞬眠りに落ちるが、直ぐに眼を覚ます。マットの空気が抜けている。
どこかに穴が空いている様だ。
憂鬱な気分。今夜はゴリジャリで眠るしかない。。。
気を取り直して、夜のために薪割り開始。
しかしこれがまた一苦労。薪が硬い!斧が全く入らない。薪の角を削るように斧を当ててバトン。バトン。バトン。いつもの2倍以上の時間をかけて終了。
夕食は前回好評だった(自分的に)サーモンとシーフード。ステーキ無し。
しかし、昨夜からほとんど眠っていないせいか、食が進まない。初めて残してしまいました。
風は強く吹き荒れたり、やや収まったり、小雨がぱらついたり。
天気予報を再確認すると、深夜からの雨量と降水確率が上がっている。
強風と一緒い雨がきたら、びしょ濡れだ。
そんな事を思っていると、又睡魔が襲う。地面に直に寝るような痛みの中、身体を横たえる。

眠れない。身体の向きをあちこちに変えて、ジタバタしていると、凄まじい音でタープがはためく。ペグが一本飛んで、ポールが傾き、タープの端がはためいてる。
慌てて、這い出し、ペグの打ち直し、ガイロープの張り直し、強風の中での1人の作業は一苦労だ。
補強に左右と後ろに3本のペグを追加する。
眠るのを諦め、焚き火に専念。火の粉が狂ったように飛んで行く。
深夜1時ごろ、又ペグが飛んだ。バランスを失ったタープ全体が、たわんではためく。ペグダウン出来ないハンモックが風に引きずられ、ポールが大きく傾く。
悩む。悩む。
この状態で、雨に来られたらグチャグチャだ。
よし、どうせ眠れないのだ、撤収だ。
ハンモックを収納、タープを畳み、椅子と焚き火台、ヤカンとシェラカップ、以外を片付けて、いつでも撤収出来る準備を整えて、コーヒーを飲む。
寒い。着ていったTシャツ以外はネルシャツを1枚持って行っただけで、それを着込んでも、小雨混じりの強風が身体を濡らし、3時には荷物を全部引き上げて、キャンプ場受付の軒下に避難させて、炊事場の屋根の下で、アルコールストーブで湯を沸かし、コーヒーとウイスキーを交互に飲みながら、朝を待つ。
そんなキャンプでした。
富士山を見に行ったけど、一瞬も、カケラも見ることが出来なかった。

でもね!今年4回目のキャンプにして初めて、雲の切れ間に月と、微かな星を見ることができました。

風に吹かれただけで、これほど何も出来なくなるのか。
自然の前で、人間の無力さを考えさせらせるキャンプでした。

Bonfire Boyさんの他の投稿写真